君の愛しい玩具
第5章 黒騎士と白騎士
ふか…ふか―――…気持ちいい…
ふか…ふか…………ふか…
…………ふ…か…
「…―…ぉぃ…――…おい!」
「///!!ぇっ?――――…」
うとうとし始めた直後に…呼ばれた気がして…目を開けた!!
「…飯…全然食って無いじゃん!治る気あんのか?」
ベッドの端に座り…僕に声をかけてきたのは…メデル君だった!
「///あ、う…うん…食べる」
メデル君は、僕のおでこに自分の額をつけると…熱の確認をした…
「///メデル君?!」
「うるさい…薬は?あ゛?それも飲んでないのかよ?!」
メデル君の強い口調に!ビクン!と、体が反応し固まる…
「薬は飲め…
…悪かったな…変なの…飲ませて―――…」
薬を僕に持たせると……
メデル君は、少し反省した様子で…手にコップの水をもつ…
「///…医務室で胃薬もらったとき…ワイシャツに水をこぼしちゃったから…脱いで拭いただけなのに…
メデル君…話し…全然聞いてくれないんだもん…」
僕は、渡された薬を…口に含んだ…
「―――…イトシが悪い…誤解…するだろつが…」
「どんな誤解だよ!!も~、水ちょうだい!!」
僕は、メデル君がもつ水に手を伸ばした!
「……イトシ…また、溢すんじゃないの?」
すると…メデル君はコップの水を自分の口に含ませた!?!
「!!メデル君?」