無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

秀太side






気づけば,男に殴りかかっていた


殴っても殴っても,悔しさは募るばかりで


気持ちを抑えることが出来なかった







気づけば男たちも全員倒れている


すぐさま千晃の元に駆け寄った




浦「千晃！声きこえる？」

千「んぅ……」

日「とりあえず保健室には運べないから…千晃の家連れてかないと」

真「でもたしか今日から3日後の日曜日まで千晃の親御さん帰ってこないって言ってたで」

西「秀太の家も親いないじゃん」

秀「俺の家に運ぶか」





優しく千晃を抱き上げようとしたとき



千「痛い…痛いよ…」



微かな声で千晃がそういった



秀「ごめん千晃…もう少しだから,あと少しだけ我慢して…」






ゆっくりと千晃を抱き上げ,家まで運んだ



千晃をソファーに寝かせる





西「千晃,少し傷見るね」




西島が制服を少しめくる




殴られたところはもう赤黒くなっていて,真っ白で綺麗な肌の色はもう見えなくなっていた





真「でも…ここまで…」

日「千晃…なんで黙って…」

浦「いや,今は言わなくていい。気持ちの整理がついたら教えてほしい。」

千「ごめんね…ごめん…」





またあの日みたいに泣きながら謝る千晃





秀「…千晃の着替えになりそうなの持ってくる」





見てられなくて,抜け出した