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第11章 I4U

千晃side





ソファーで寝ていても,お腹がひどく痛む



浦「俺ら…そろそろ帰るね」

日「明日は土曜日だし,用事ないから明日も来るわ」

西「千晃,何か食べたいものある?」




とてもご飯が通るような状態じゃない

首を小さく横に振った



するとにっしーはにこっと笑って私の頭を撫でる




西「じゃあ,何か食べたくなったら言ってね」

真「秀太,よろしくな〜」

秀「おう」






みんなが帰る前に,ありがとうと伝えたい


でも,声が出ない




千「みんな…ありがとう…」




その声を拾った秀ちゃんがみんなに呼びかける



秀「待って。千晃が…」




みんなにきちんとお礼がしたくて,秀ちゃんに支えながら立ち上がる



千「みんな…本当にありがとう…」




みんなは一瞬びっくりしたような表情をすると,いつも通り笑いかけてくれた

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