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第11章 I4U

千晃side





あっという間に月日は流れるもので

流れていく日の割に秀ちゃんとの仲は進展なし




先生「来月の体育祭の出場チームを割り振った。今から読み上げていく。微調整が入る可能性もあるが,紙の通りに各チーム練習と作戦作りをするように。」




体育祭かぁ。

みんな運動できるから女子の私にはきついや…




「二人三脚 : 末吉,浦田,村岡,日高,西島,浅井,佐々木,沼下…そして,伊藤」

千「え!?」



予想外の私の名前に拍子抜けする



先生「伊藤の50m走のタイムめちゃくちゃ速くて先生驚いたぞ。おまえら,女子に負けてられないからな〜」

千「は,はぁ…」

西「千晃,50m速いんだね!(笑)」

千「7.18秒だったかな…そんくらい…」

西「女子にしては速いね(笑)」





その他,玉入れや障害物競走などさまざまな競技が呼ばれていく





先生「選抜リレー : 末吉,浦田,日高,與,浅井,及川,西島,伊藤」

千「…ええええええええええ!?」

浦「ふはっ(笑)」

先生「どうした伊藤〜」

千「せ,せ,選抜にでるんですか私!?」

先生「ああ。足が速いからな。」

千「あ…ほかのクラスも女子出すとか…?」

先生「いや,特に」





やばい…今からガチでやらないと…






結局私が出る競技は



二人三脚,台風の目,選抜リレー,全員リレー,綱取り




西「千晃5個も出るんだね(笑)」

千「秀ちゃん7個じゃん(笑)」

秀「…」

真「うちの学年の競技8個だから1回しか休みないやん(笑)」






先生「え〜。うちの学校では毎年,各クラスがパフォーマンスを行う。」



出たよ,そーゆーの。めんどくさい。



先生「うちのクラスにはダンスをやってもらおうと考えている」





先生は以前務めていた学校で,全国1位のダンス部を指導していた

厳しいの目に見えてんじゃん…





先生「今回は伊藤が女子ひとりだ。演出にもこだわっていこうと思う。」

千「…私が目立つ…ってことですか」

先生「ああ。」

千晃「…がんばります…」

先生「じゃあまずグループに別れて作戦作り!」

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