虹
第11章 I4U
千晃side
1日経ち,ついに放課後がやってきてしまった
ここにきてテンパるわたしもわたしだな…
秀ちゃんに連れられて,家に入る
最後にまともに話した時以来で,すごく久しぶりだ
家の中は全然変わってなくて,私の大好きな匂いがして
わたしが好きな飲み物をわかってる秀ちゃんはココアを出してくる
なんでこんなにも,距離ができてしまったんだろう
秀「なんの用」
千「あの…さ……
秀ちゃんは…私のこと…嫌い…??」
ああ,言ってしまった
泣いて困らせるのわかってるのに
秀「そうだ…って言ったら?」
千「っ……そ…っか…」
秀「…俺がいつ千晃が嫌いって言ったんだよ」
千「だって…秀ちゃん…ぜんぜん私に…」
秀「…はぁ…」
私といるときはため息ばっかりついてる
千「わかんないよ…もう…前っ…みたいに…はなしたいし…笑いたいし…なのに…」
秀「俺が…俺が抑えらんねえからだよ!!!」
秀ちゃんの叫び声で体が少し震える
思い出すじゃん,あの時のこと
すると突然,秀ちゃんは私の顔を両手で包み,目を見て話し出した
秀「1回しか言わねえからよく聞け。…俺がいつ,お前を嫌いだって言った?俺が冷たいからって嫌われてるとでも思ったか?俺の気持ち分かってねえのはお前のほうだ。」
わかってないのは秀ちゃんのほう
なんて言いたかったけどこらえる
すると秀ちゃんは両手をはなし,私を優しく抱きしめた
秀「…お前が好きなんだよ…お前しか頭にないんだよ…」
その言葉の意味を理解した瞬間,目から大粒の涙が溢れた
秀「千晃が西島と付き合い始めるずっと前から千晃しか頭になかった。だから,今まで通りに接したらきっと…いつか,好きだって気持ちを抑えられなくなって,西島と千晃を傷つけることになる。それが怖かった…お前と話したいのもずっと我慢してたし,冷たい態度取るのだってしんどかった。」
何もわかってないのは自分のほうだった
秀ちゃんを傷つけてた
被害者ぶってた自分が馬鹿らしい
1日経ち,ついに放課後がやってきてしまった
ここにきてテンパるわたしもわたしだな…
秀ちゃんに連れられて,家に入る
最後にまともに話した時以来で,すごく久しぶりだ
家の中は全然変わってなくて,私の大好きな匂いがして
わたしが好きな飲み物をわかってる秀ちゃんはココアを出してくる
なんでこんなにも,距離ができてしまったんだろう
秀「なんの用」
千「あの…さ……
秀ちゃんは…私のこと…嫌い…??」
ああ,言ってしまった
泣いて困らせるのわかってるのに
秀「そうだ…って言ったら?」
千「っ……そ…っか…」
秀「…俺がいつ千晃が嫌いって言ったんだよ」
千「だって…秀ちゃん…ぜんぜん私に…」
秀「…はぁ…」
私といるときはため息ばっかりついてる
千「わかんないよ…もう…前っ…みたいに…はなしたいし…笑いたいし…なのに…」
秀「俺が…俺が抑えらんねえからだよ!!!」
秀ちゃんの叫び声で体が少し震える
思い出すじゃん,あの時のこと
すると突然,秀ちゃんは私の顔を両手で包み,目を見て話し出した
秀「1回しか言わねえからよく聞け。…俺がいつ,お前を嫌いだって言った?俺が冷たいからって嫌われてるとでも思ったか?俺の気持ち分かってねえのはお前のほうだ。」
わかってないのは秀ちゃんのほう
なんて言いたかったけどこらえる
すると秀ちゃんは両手をはなし,私を優しく抱きしめた
秀「…お前が好きなんだよ…お前しか頭にないんだよ…」
その言葉の意味を理解した瞬間,目から大粒の涙が溢れた
秀「千晃が西島と付き合い始めるずっと前から千晃しか頭になかった。だから,今まで通りに接したらきっと…いつか,好きだって気持ちを抑えられなくなって,西島と千晃を傷つけることになる。それが怖かった…お前と話したいのもずっと我慢してたし,冷たい態度取るのだってしんどかった。」
何もわかってないのは自分のほうだった
秀ちゃんを傷つけてた
被害者ぶってた自分が馬鹿らしい