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第11章 I4U

秀太side







千晃がなんで泣いたのか気になって仕方ない


演技にしては妙にリアルだったような…


あれもひとつの才能?(笑)


飲み物を買いに行った千晃の後ろをこっそりつけていく




千晃がお金を入れそうになったところで頭の上から俺のお金を入れ,一番上の段にあるお茶のボタンを押す



千「わっ!!え…し…秀ちゃん!?」

秀「そんなびっくりしなくても(笑)はい,お茶」

千「え!でもそれは秀ちゃんが…」

秀「ってかさ。さっき千晃いきなり泣くからびびったんだけど」

千「あ…あれは…」

秀「なに,なんかあった?」

千「なんかね,いつもあのタイミングで泣けてくるの(笑)」

秀「いや,色々思い出したのかと思って一瞬まじ焦っだ(笑)」

千「心配しなくても大丈夫だよ(笑)」




上目遣いでほほえんでくる

…毎度毎度,俺を殺す気なのか





そのまま千晃にキスを仕掛ける


千「ん!?…っ…」



息を使用と千晃が口を開けた瞬間に舌を絡める




千「んっ…はぁ…ぁ…///」




苦しいのか,俺の胸をとんとんと叩く千晃もまたかわいい




ゆっくり口を離すと,銀色の糸が引いた


とろんとした目で俺を見てくる千晃




秀「続きはまた今度な」

千「秀ちゃんのばか…///」

秀「じゃなくて?」

千「…大好き///」

秀「よくできました」




顔を真っ赤にして,恥ずかしいのか俺に顔を埋める千晃

幸せだなあ…俺って





秀「そろそろ戻ろ」

千「うん!」





手を繋ぎながら廊下を歩く





最高に楽しいこの時間が,永遠に続きますように



そう願いながら…

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