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第11章 I4U

宇野side




しばらくして保健室に戻ると,千晃は泣き疲れたのか寝てしまっていた





宇「千晃がこんな姿になったのは…秀太くんにも非があったから。それを忘れないで。また傷つけるようだったら私が許さない」

秀「…はい」

千「ん…」

宇「あ,千晃。起きた?」

千「あれ…私…寝て…」

宇「ふふ(笑)いいのいいの(笑)」

宇「…千晃どうする?競技,参加してく?」

千「選抜リレーとかは…私が走らないと…」

宇「う〜ん…でも…その体だと…」

秀「騎馬戦だったら千晃は上だし,俺が下で支える役だから参加できそうじゃない?」

宇「無理は言わないよ?…でも,せっかくの体育祭だもん。少しくらい思い出あってもいいじゃん?(笑)」

千「わかった…」

宇「よし!じゃあ〜,秀太くんはクラスのみんなに伝えといて!千晃は目の腫れ目立っちゃうからメイクで隠してこ!」






体育祭

その頃はまだ立ち直れてなかったな…

1年のときの体育祭の思い出はない

思春期にはいがいと辛いこと

…だから,千晃にはそんな思いしてほしくなかった







宇「…っよし!これでまる!ジャージは貸してあげるから,とりあえず先生のこと行こ!ちゃんと説明してあるから!」



千晃を連れて先生の元へ向かった

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