虹
第6章 Still love you
((梓side))
数日が経った
ここのところ、全く仕事に身が入らない
自分から離れたくせに
あの笑顔が鮮明に記憶されている
本当は忘れたくなんかない
ずっとそばにいたい
そう思いジャージの裾を涙で濡らし続けた夜があければ
大きな音がする目覚まし時計に無理やり起こされる
そんな毎日が永遠と続く気がした
別れて1週間ほど経った頃
店に初めて秀太くんがきた
隆の家にメンバーが飲みに来たことも何度もあるし、メルアドも知っている
店長「末吉様、はじめまして。」
秀「いつも西島がお世話になっているようで(笑)」
"西島"
そう聞いたとたん、胸の奥が何かで刺されたように痛くなった
秀太くんがちらっと私のほうを向いたのは気のせいだろうか…
店長「本日は一般のお客様が大変多いのですが,個室のほうがよろしいですか??」
秀「個室なんてあるんですね…すごい…じゃあ個室でお願いします」
店長「担当のご希望がなければ私が担当いたしますが,ご希望ありましたでしょうか」
秀「広瀬ちゃんお願いします(笑)」
店長「お知り合いですか(笑)」
秀「西島が迷ったら広瀬ちゃんって言っとけって言ってたので(笑)」
店長「かしこまりました(笑)」
きっと…
秀太くんは知ってるんだ
秀「広瀬ちゃん久しぶり!(笑)」
「お久しぶりです」
秀「な〜んで敬語?」
「お客様ですから。」
秀「いつもタメ口なのに?」
「……その節は…失礼しました」
秀「ねえ、そーゆーのやめて。距離置くとかなしだからね」
秀太くんは勘が鋭い
全てを悟ったように話しかけてくる
秀「西島からきいたよ」
「……」
秀「あいつ相当落ち込んでたけど?」
「……」
数日が経った
ここのところ、全く仕事に身が入らない
自分から離れたくせに
あの笑顔が鮮明に記憶されている
本当は忘れたくなんかない
ずっとそばにいたい
そう思いジャージの裾を涙で濡らし続けた夜があければ
大きな音がする目覚まし時計に無理やり起こされる
そんな毎日が永遠と続く気がした
別れて1週間ほど経った頃
店に初めて秀太くんがきた
隆の家にメンバーが飲みに来たことも何度もあるし、メルアドも知っている
店長「末吉様、はじめまして。」
秀「いつも西島がお世話になっているようで(笑)」
"西島"
そう聞いたとたん、胸の奥が何かで刺されたように痛くなった
秀太くんがちらっと私のほうを向いたのは気のせいだろうか…
店長「本日は一般のお客様が大変多いのですが,個室のほうがよろしいですか??」
秀「個室なんてあるんですね…すごい…じゃあ個室でお願いします」
店長「担当のご希望がなければ私が担当いたしますが,ご希望ありましたでしょうか」
秀「広瀬ちゃんお願いします(笑)」
店長「お知り合いですか(笑)」
秀「西島が迷ったら広瀬ちゃんって言っとけって言ってたので(笑)」
店長「かしこまりました(笑)」
きっと…
秀太くんは知ってるんだ
秀「広瀬ちゃん久しぶり!(笑)」
「お久しぶりです」
秀「な〜んで敬語?」
「お客様ですから。」
秀「いつもタメ口なのに?」
「……その節は…失礼しました」
秀「ねえ、そーゆーのやめて。距離置くとかなしだからね」
秀太くんは勘が鋭い
全てを悟ったように話しかけてくる
秀「西島からきいたよ」
「……」
秀「あいつ相当落ち込んでたけど?」
「……」