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第6章 Still love you

((梓side))







2ヶ月ほど経っただろうか








あれから音沙汰は一切ない








私もやっと仕事に集中して打ち込めるようになった







秀太くんも、あれからうちの店に来るようになった









隆のことはきっぱり忘れたわけではない








今でもときどき思い出す








未だに隆の家に置いていた服は着れないし








歯ブラシも別なものを使っている








それでも,やっと割り切ることができた








それなのに、、、、、








秀「こんにちは〜」

店長「末吉さん,こんにちは!」

秀「今日は俺だけじゃないよ(笑)おーいっ」

西「ごめんごめん,犬がかわいくて(笑)」

店長「西島さん!?お久しぶりです!!」

西「忙しくてなかなか来れなかったんだ〜(笑)
しばらく来ないから死んだと思った?(笑)」

店長「お葬式いつだったのかなって思ってました(笑)」

秀「木村さんおもしろい(笑)」








隆が、、、店に来た








忘れられない,忘れるわけが無い








髪は少しのびたかな??








服の系統は変わってない








ちよっと疲れてるのか,目の下にはうっすらとくまができてる







バランスよくごはん食べたかな?








そんなことばかり考えてしまった








店長「本日はどうしますか??」

秀「あれ,空いてる??」

店長「あれ…って(笑)」

秀「広瀬ちゃんだよ!広瀬ちゃん!」

店長「空いてると思いますよ!」








受付から聞こえるそんな声にどきっとしてしまう








隆はどんな反応するのか








そんなことばかり気になって,呼ばれるのが怖かった







なんでさっき担当に入らなかったのか








とにかく運が悪すぎる

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