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第11章 I4U

千晃side





休み時間になると、ついさっき仲良くなった隆弘がわたしの机に突っ伏しながら話しかけてきた




正直、グイグイ来る感じの人は苦手





浦「こらこら、もうナンパしてんの?」




そう言いながら駆け寄ってきた3人の人





たしか朝もこの5人でいた気がする






西「秀太がね、授業中に楽しそうに話してたの!あの秀太が!」


秀「なんだよ。」


日「そりゃすげえ。火星人?(笑)」


真「おばちゃん…ではなさそうだしな…」





この人たちはさっきから何を言っているのだろうと不思議に思う

とりあえず、この5人の中で目には見えない何かが繋がっていることは理解できた







浦「俺、浦田直也!」



そう言った彼はみんなより少し背が高くて大人っぽい
そんな雰囲気からは読み取れないほど無邪気に笑う姿が印象的




日「はい、日高光啓です!」


一見、プレイボーイな雰囲気が漂う彼
頭がよさそうで、周りが見れる人、そんな気がする




真「與真司郎!真司郎って呼んでや〜」


1人だけ関西弁のこの人はとても可愛い顔
どこからかふわふわしたオーラが漂っている







軽く自己紹介をしているとチャイムが鳴り、みんな席に戻っていった





春の暖かい日差しに照らされて、だんだん気が遠くなっていった

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