虹
第11章 I4U
千晃side
ハンバーガーも食べ終わり、すっかり暗くなった道を6人で並んで歩いた
今日この1日で、たくさん笑った
彼らが、笑わせてくれた
千「あの…なんでみんなは…私と一緒にいてくれるの?」
ずっと気になってたこと
女の子には興味無いっていうし、いつも5人で一緒にいたのに、なぜだろう
西「う〜ん…」
真「俺らもわからへんねん。(笑)」
日「千晃の居場所はここなんだよ。きっと。」
浦「これからは俺らのことたくさん頼っていいからね」
秀「お前の好きなように、笑うなり泣くなりすればいい。俺たちが一緒にいてやる。これから先ずっと千晃を守ってやるから、無理して抱え込むなよ?」
頭をくしゃっと撫でられる
気づけば、目からは大粒の涙が零れていた
怖かった
すごく不安だった
でも、誰にもそんなこと言えなかった
自分の中で小さくたたんでいた気持ちが溢れる
全てを見透かされたみたいだ
真「なんで泣くねん。(笑)」
浦「1人で頑張ったな。(笑)」
すぐ横にいた秀太が、自分の胸元に私の顔を寄せてきた
秀太の胸に顔をうずめるような形になる
秀「安心しろよ」
こんなにも人の優しさを感じたのはいつぶりだろう
みんなが私を囲んで、温かい言葉をかけてくれる
西「じゃあ、帰ろっか!!」
千「…うん!!!」
さっきまではみんなの歩くスピードについて行くので精一杯だったのに
今はみんなが私の歩幅に合わせてくれている
さっきまで端っこで、全く話に混ざれなかった私も
今では話の中心になっていた
浦「千晃の家って大きいね(笑)」
千「お父さんが会社経営してるからね、、(笑)」
西「千晃も歩いて学校行ける距離に家あるなら、俺らいつでも遊べるじゃん!!」
真「せやな〜(笑)」
日「それじゃ、俺らも帰りますか!」
秀「千晃、LINEしろよ」
千「うん!する!」
全「じゃあな!!また明日!!」
みんなが歩いていく背中をじっと見つめる
大きくて、力強くて
5人の間に見えた"なにか"が見えた気がした
千「みんな!!…また明日!!」
背中が見えなくなるまで、手を振り続けた
ハンバーガーも食べ終わり、すっかり暗くなった道を6人で並んで歩いた
今日この1日で、たくさん笑った
彼らが、笑わせてくれた
千「あの…なんでみんなは…私と一緒にいてくれるの?」
ずっと気になってたこと
女の子には興味無いっていうし、いつも5人で一緒にいたのに、なぜだろう
西「う〜ん…」
真「俺らもわからへんねん。(笑)」
日「千晃の居場所はここなんだよ。きっと。」
浦「これからは俺らのことたくさん頼っていいからね」
秀「お前の好きなように、笑うなり泣くなりすればいい。俺たちが一緒にいてやる。これから先ずっと千晃を守ってやるから、無理して抱え込むなよ?」
頭をくしゃっと撫でられる
気づけば、目からは大粒の涙が零れていた
怖かった
すごく不安だった
でも、誰にもそんなこと言えなかった
自分の中で小さくたたんでいた気持ちが溢れる
全てを見透かされたみたいだ
真「なんで泣くねん。(笑)」
浦「1人で頑張ったな。(笑)」
すぐ横にいた秀太が、自分の胸元に私の顔を寄せてきた
秀太の胸に顔をうずめるような形になる
秀「安心しろよ」
こんなにも人の優しさを感じたのはいつぶりだろう
みんなが私を囲んで、温かい言葉をかけてくれる
西「じゃあ、帰ろっか!!」
千「…うん!!!」
さっきまではみんなの歩くスピードについて行くので精一杯だったのに
今はみんなが私の歩幅に合わせてくれている
さっきまで端っこで、全く話に混ざれなかった私も
今では話の中心になっていた
浦「千晃の家って大きいね(笑)」
千「お父さんが会社経営してるからね、、(笑)」
西「千晃も歩いて学校行ける距離に家あるなら、俺らいつでも遊べるじゃん!!」
真「せやな〜(笑)」
日「それじゃ、俺らも帰りますか!」
秀「千晃、LINEしろよ」
千「うん!する!」
全「じゃあな!!また明日!!」
みんなが歩いていく背中をじっと見つめる
大きくて、力強くて
5人の間に見えた"なにか"が見えた気がした
千「みんな!!…また明日!!」
背中が見えなくなるまで、手を振り続けた