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第11章 I4U

直也side






みんなで話している時、後ろの扉からかすかに聞こえた布団の音




一瞬、起きたのかなって思った



けど、千晃がうった寝返りだろうと思って、起きていることも知らずに話をつづけてしまった




こんな話をされたら悲しむに決まっている




どうして気づけなかったのだろうか





やがて千晃がいる部屋から、鼻をすする音が聞こえてきた




みんなは気づいていないようだったけれど、きっと泣いてる




念のため話を中断しておけばよかったと今更ながら後悔した





部屋に入ると、案の定泣いていた









千「ありがとう、直也くん」


浦「いいえ(笑)」


千「なんか目が覚めちゃった。みんな起きてる?」


浦「ええ、ばっちり(笑)」


千「じゃあ起きようかな!」








千晃の手を取り、部屋に戻る









西「お!起きたか!」

千「寝ちゃってごめんね(笑)」

秀「髪乾かしながら寝るヤツ初めて見た(笑)」

日「それより王様ゲームやろうよ!!!」

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