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第11章 I4U

千晃side






夢の中で…




今日みたいな怖い人たちに連れて行かれて





目の前にはみんながいるのに





私に背を向けて、どこかへ行ってしまう






そんな光景が私の目に映っていた





叫んでも叫んでも、みんな遠くへ行ってしまう








そんな、悲しい夢を…








直「大丈夫か?」




目が覚めてすぐに聞こえた直也くんのその声で安心した








ただの夢


でも、現実になったら…


まだまだ"仲間"を信じきれない自分がいる





___ ごめんね、直也くん。ごめんね、みんな。

今日だけは…温かいその手を濡らさせてください。

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