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第11章 I4U

千晃side






私は何をされたって構わない


"命"をかけてでも守りたいものができたから


守り抜くって決めたから



絶対にみんなには,手を出して欲しくなかった






千「私には何をしてもいいから…思う存分,好きなようにしていい」


?「…こいつ,頭大丈夫か?(笑)」


千「そのかわり…直也くん,にっしー,真ちゃん,だっちゃん,秀ちゃんには絶対に手を出さないで」


?「そんな事言われてもなぁ。」


?「…こんだけ人数いるんだ。それなりの覚悟できてんだろうなぁ?」





私は小さく頷いた






すると,集団のボスらしき人が一言






「やれ」







その言葉を合図に,男たちが私に近づいてくる





千「ごめんね,みんな」








ただただ虚ろな目で,行為が終わるのをじっと待っていた








千「…はぁ…はぁ…」


?「見ろよこいつの体。精子まみれだ(笑)」


?「正義のヒーローが迎えに来てくれるといいね〜(笑)」





行為が終わり,男たちが帰っていった







みんなに見つかる前に部屋に戻らないと



そう思っても体に力が入らない



木に捕まって立つことさえできなかった







体が痛い,それだけじゃない



本当に痛いのは,心のほうだった

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