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そんなとこに友人から電話が来た。

ゲジ「明日有川が引っ越しらしいんだけど、狂蝶も手伝いに行かない？」

こんな内容。

※ゲジはあだ名で、有川と共に同級生。


そう言えば、有川が実家の近くに引っ越すとか言ってた様な？

※興味の薄い人の話はぶっちゃけあんまり聞いてない

それで近いし、人手が必要って事で俺に白羽の矢が立ったんだろう。


って言うかね。

引っ越しの手伝いとかだるいし行く訳ねーじゃんwww

ってのを飲み込んで、

俺「分かった。何時にどこ行けば良いの？」

ゲジ「良かった！有川には俺から言っとく！明日はな・・・」

集合場所とかの説明を簡単に受ける。

俺はこう見えても？友達思いなんだ！


そして。

次の日の指定時間にチャリで有川の新居へとヨロヨロしながら向かう。

信じらんないレベルに重いカバンやらをいっぱい抱えてwww


現地に到着すると、偉そうに仕切ってる有川が居た。

有川の両親と妹が前の家から軽トラで荷物を運び出す役割で、何回も往復してる最中らしい。

で、俺らが新居に荷物を運び入れるってな役割。

良し。

予想通りwww


持って来た荷物をさり気なく引っ越しの荷物に紛れさせる。

中身は勿論エロ本だwww


有川「その荷物はリビングに入れてくれ！」

そんな有川の目を盗んでは、俺も積極的に仕事を進める。

両親の寝室のベッドの下、妹の机の引き出しの中、浴槽の中、冷蔵庫の中、などなど。

持参したエロ本を隠しまくったwww

引っ越しが粗方片付いた頃には俺も作業完了！

有川母「お礼にお寿司取るんで食べて行ってね」

その申し出を丁重に断りながら逃げる様に帰った。

と言うか、バレる前に逃げたwww


後日、有川は親子喧嘩をしたり、数日間のプチ家出をしたらしいんだけど。

多分それは違うお話。