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TRAP

第2章 Distance

((千晃side))





「……誰のせいだと思ってんのよ!!!!!!」






宇野ちゃんのしゃくにさわるようなことを言った覚えはなかった





でも,自分が原因に違いない





千「私,なんかしゃくにさわること言ったかな…」

日「なかったと思うけど…」

秀「実彩子の受け取り方が違ったのかも」

西「俺,なんか悪い事言ったかな」

浦「うん,にっしーはちょっと」





そのとき,机の上にあったにっしーの携帯が鳴り出した


着信画面には"藤沢 美和"という名前




千「ふじさわ…みわ…さん?」

浦「お、新しい彼女か?」

西「そんなんじゃねえよ(笑)」






このとき名前を読みあげなければ


傷つけなくてすんだのかもしれない







秀「西島…お前……まさか…」

西「違う,俺は…」

秀「…そーゆーことか。よくわかったよ。」





秀ちゃんはそれだけ言うと部屋から出て行ってしまった


仕事に使うタブレットが机の上に残っている





千「…何かあったの??」

日「これは追求しない方がいいと思う。向こうから言ってくれるの待つべき」

浦「西島もちゃんと説明したほうがいい」





よくわからない


とりあえず今日が修羅場であったことしか…

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