テキストサイズ

TRAP

第3章 Last Love

((宇野side))





実のところ,千晃たちがいない3日間を楽しみにしていた




にっしーに私を正面から見てもらえる




そんな風に思ってた




なのに…






西「ちいちゃんおはよ〜…って…あれ?」







私の期待はあっさりと悲しみに変わっていった





でも、こっからだよね






負けてられない








浦「う〜ん…まず中にあるもの全部,空きの会議室に運んじゃおっか」







私はとりあえず目の前にある自分の机を運ぶことにした







しかし、資料やパソコンが詰まってるだけある







なかなか私には厳しい重さだった








西「宇野ちゃん??((ニヤ」

宇「な、なに??」

西「デスク,ぜんぜん動いてないけど?」

宇「い…今から運ぼうとしてたの!!」

西「重くて持てないんじゃないの〜?((ニヤ」

宇「ち…、違うから!にっしーあっち行ってて!」

西「…ったく、しょうがないなあ」







にっしーは私が持てなかったデスクを軽々と持ち上げると,イスもまとめて持って運んでいった







宇「わ…にっしーすごっ…」

西「これでも男なんで」








いつもはふざけてて,かよわい感じがするにっしー








こんな一面もあるんだ…








少し変わったにっしーを,今,私だけが見えているという少しの優越感







でも,こんな風に他の人のことも手伝っているのかな…






改めて,にっしーが好きだな

ストーリーメニュー

TOPTOPへ