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箱………仇

第1章 人の不幸は蜜の味…



学校が終わると…急いで鞄に教科書をつめ込み…教室を出た―――…


部活にも…委員会にも所属していない私は、


誰よりも早く下校し―――…バイト先のお弁当屋に向かう…



進路なんて…今の私には無い…



高校を卒業したら…就職すると決めている…




だから…大学に入るために必要な部活や委員会のポイントはいらない―――…



早く…働いて…父に恩返しがしたい…




そう、思うばかりだ…










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