テキストサイズ

ある晴れた冬の日に

第4章 告白


「どうしたの?」

「うん…」

私が首を傾げて聞くと、少しの間があって良君が話し出した。

「今度はおれと1対1で、どこかへ遊びに行かない?」

「…」


「おれが君を想ってる事、気づいてるよね?」

「…それは…なんとなく…。
だけどせっかくみんなで楽しくやってきたのに、それじゃだめなの!?」

「だめなんだ。返事は新学期が始まってからでいい。考えておいて」

「待って!」

バタン…

彼は部屋へ入って行った。

「…」

2年生になって、私達4人は近くの席だった事から、すぐ仲良くなってグループ交際を続けてきたのだ。

良君、1対1なんて無理よ。
だって私の心らもう…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ