テキストサイズ

ある晴れた冬の日に

第4章 告白


私は起きあがって、部屋の明かりをつけた。


時計を見ると、もうすぐ0時だった。

私はどきどきしながら電話をかける。


こんな遅くに非常識だけど、今日が終わる前にかけたくて。

『もしもし』

この声が聞きたくて。


「こんばんは」


『こんばんは。誰かと思ったよ』


「あの、先生……、メリークリスマス」


『ふっ。メリークリスマス』

この間送ってもらった時、私と先生は携帯番号を交換していた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ