ある晴れた冬の日に
第2章 良の想い
「また明日ね〜、萌音」
「うん、バイバイ!」
部活へ行く未来と別れ、私は玄関で1人靴に履き替えていた。
「♪〜」
早く帰って、きのう録画したミュージック○テーションを観るのだ。
それは大好きな
"H!S!ジャ○プ"のスペシャルだから。
「蓮池さん、」
そんな時だった。急に私は声を掛けられ振り向くと…。
「えっ…?」
私は目を見開いて驚いた。
そこにいたのは、三上先生だった。
「ちょっと来てくれないか?」
先生の目はなぜか真剣だった。
「どこへですか?…あっ」
私は先生に手首を掴まれ、スタスタ連れて行かれた。
何が何だかわからないまま。