
密猟界
第4章 闇の中の謝肉祭(カーニバル)
「ユノ…」両の肩をチャンミンは後ろから抱き、ユノを部屋の窪みの縦長の、大鏡の前に引き据える。
「ユノは顔小さくて…」自分の胸に凭れかけさせるような姿勢をとらせ、片手でたぐり寄せたワンピースをユノの胸の前に当てた。ユノが顔を背ける。「─どうしたんです?」無言で服を脇へ押しやり、鏡の前から逃れようとするユノに「こういう、デザイン。衣装で着ましたよ」「スカートなんて…」「可愛いですよ」「止せよ」「さっき─じゃ、何で触ろうとしたんです」「……」しばらく、ユノの横顔をチャンミンは見ていたが、「そうですか─」ワンピースをざっと畳み、部屋の隅の棚の上に置いた。
「食事しましょう。…先にダイニングに行って用意しています」チャンミンが部屋を出ていった。裸のままのユノを大きな鏡が映している。
「ユノは顔小さくて…」自分の胸に凭れかけさせるような姿勢をとらせ、片手でたぐり寄せたワンピースをユノの胸の前に当てた。ユノが顔を背ける。「─どうしたんです?」無言で服を脇へ押しやり、鏡の前から逃れようとするユノに「こういう、デザイン。衣装で着ましたよ」「スカートなんて…」「可愛いですよ」「止せよ」「さっき─じゃ、何で触ろうとしたんです」「……」しばらく、ユノの横顔をチャンミンは見ていたが、「そうですか─」ワンピースをざっと畳み、部屋の隅の棚の上に置いた。
「食事しましょう。…先にダイニングに行って用意しています」チャンミンが部屋を出ていった。裸のままのユノを大きな鏡が映している。
