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腐男子恋愛日常-parallel world-

第2章 ~リスタート~

ふと、誰かの視線を感じて近くのコーナーを見た。

「なッ…///」

「あっ、ヤバっ…。」

視線の正体は、日向だった。

日向は、その場から離れてレジに向かって行く。

「しまった…。」

そういえば、日向は天王寺住みでオタクと腐男子だったな…。

◇日向家2階・歩の部屋◇

-歩視点-

その日の夜、ベッドの上でアメニイトで買ってたBL漫画を、うつ伏せになりながら読んでいる。

「腐ヘヘヘヘヘwww」

あぁ、やっぱりBL本を読んでたら癒されるなぁ~。

「えっ、嘘っ!?
ヤバい、超萌える~♪」

興奮しながら、ベッドのシーツをバンバン叩く。

「兄さん」

「……。」

いつの間にか部屋の中にいた、弟の存在には全然気付かなかった。

しかも、若干引いてるし。

「真、部屋に入る時はノックぐらいしてよ」

「何度もしたし、声をかけたよ
兄さんが、BL本に夢中になってるから悪いんだよ」

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