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腐男子恋愛日常-parallel world-

第7章 ~変化する日常~

◇花音学園・屋上◇

-研磨視点-

昼休み、俺は弁当を持って屋上で蛍と聡と一緒に、昼飯を食べている。

「研磨、あのチビっ子以外にも友達が増えたんだな」

「良かったじゃないか」

「え?」

2人によると、朝の教室での騒ぎを教室の外から見てたらしい。

その次の休み時間とかも、心配でこっそり様子を見に来てたみたいだ。

「チビっ子以外にも、友達がたくさん出来て良かったじゃん!」

「研磨、良かったな!」

歩以外で、勝平と平次や他のクラスメート達も、俺の友達になったことを喜んでくれている。

「んで、本題はここからだ」

いつになく、真剣な眼差しを俺にむける蛍と聡。

「研磨さ
もう、今を最後に俺らと連むのやめろよ」

「はあ!?
何だよ、急に!!」

聡の言葉に驚くと、蛍が俺の両肩を掴む。

「良いか?
研磨、今日でヤンキーを卒業するんだ」

「えっ、ちょっ…。」

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