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腐男子恋愛日常-parallel world-

第7章 ~変化する日常~

「今のうちに、ヤンキーから足を洗え
それで、普通の男子高校生として過ごせ」

「蛍と聡の気持ちはわかったけどよ…。」

でも、お前達とは友達を辞めたくねえよ…。

「俺達も、お前と連むのを辞めたくないと思ってる」

「研磨は、俺達の大事な親友だ
親友だからこそ、今の研磨の幸せを壊したくない」

「せっかく、研磨にも普通の友達が出来たんだ
そいつらを、大事にしてやれよ」

聡がそう言った途端、2人は俺の後方を見る。

「そういうわけだ、チビっ子!」

「盗み聞きしてるのは、最初から気付いてるぞ!」

「えっ!?」

2人の言葉に驚きながら、後ろを振り向くと屋上のドアが少し開いていた。

すると、さらにドアが開いて歩が現れて俺達の方に向かい、歩き出して来る。

「えっと、ゴメン…。
盗み聞きするつもりは…。」

申し訳無さそうにしながら、俺の隣で立ち止まる歩。

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