テキストサイズ

腐男子恋愛日常-parallel world-

第2章 ~リスタート~

壁ドンされたら、キュンッてなるんじゃないのか!?

あれは、嘘だったのか!?

ただ、恐怖しか感じないよ!

イケメンの壁ドンと、ヤンキーの壁ドンは別物だって事がわかった瞬間だった。

「日向、昨日のこと誰かに言ったのか?」

「えっ、言ってないけど…。」

だって、言って広まったら情報源が僕ってわかるじゃん…。

「そっか…。」

「?」

梶君は、安心したのか壁についていた手を離す。

「悪かったな、呼び出したりしてよ」

目を逸らしながら、僕に謝る梶君。

あれ?

梶君が素直に謝った…?

「誰にも言ってねえならそれでいい」

そう言って、梶君は屋上のドアへ向かおうとする。

「ねえ、梶君って腐男子なの?」

「ッ!!///」

足を止めて、僕の方へ戻って来た。

「だったらなんだよ!?悪いかよ!?えぇ!?」

「ゴメンなさいッ…。」

ヤンキーに怒鳴られると凄い怖い……でも…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ