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腐男子恋愛日常-parallel world-

第2章 ~リスタート~

「日向」

「えっ、ひぃッ!?」

呼ばれて後ろを振り向くと、梶君が立っていて僕を見下ろしていた。

「おい、歩…。」

「お前、何かしたのかよ…?」

「別に何もしてないよ…。」

不思議がる総一朗と飛鳥。

僕は、再び梶君の方を見る。

「えっと、梶君…何か用かな…?」

総一朗と飛鳥を含め、クラス中が僕と梶君のやりとりを注目していた。

「次の休み時間、ツラ貸せよ」

「う、うん…わかった…。」

僕の返事を聞き、自分の席に戻る梶君。

多分…いや、絶対に用件は昨日のアメニイトのことだろう…。

そして、次の休み時間がやってきた。

僕は、梶君と一緒に屋上へ向かった。

◇花音学園・屋上◇

「おい!」

「ひいッ!」

屋上に着くなり、壁際に追いやられて壁ドンをされた。

あれ……少女漫画とかだと、壁ドンをされてキュンッてなってなかったか…?

いや、BL漫画でもあったけどさ…。

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