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腐男子恋愛日常-parallel world-

第8章 ~新たな日常~

「結局、ココに来たのは俺達だけかー」

彼は、1年B組の犬飼好文(いぬかいよしふみ)君。

水泳部の副部長で、あと人懐っこいワンコ系男子。

その性格のおかげで、僕達ともすぐに打ち解けた。

「まあ、屋上まで来たり帰ったりするのが面倒くせえからじゃね?」

「ただでさえ、階段を数階分の往復だもんね」

こっちの2人は、犬飼君と同じクラスで水泳部の朝陽照明(あさひてるあき)君と天星光輝(てんほしこうき)君。

2人もフレンドリーな性格で、すぐに打ち解ける事が出来た。

◇花音学園・屋上◇

屋上に足を踏み入れると、腐男子チームと水泳部に別れてそれぞれの離れた位置で昼飯を食べ始める。

「いやぁ、しかしいつ見ても水泳部の人達って、妄想のしがいがあるね」

「だな~」

「でも、俺達って水泳部の人達をCP妄想する時、意見わかれるよな」

「まあ、CPは人によって十人十色だしね」

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