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腐男子恋愛日常-parallel world-

第8章 ~新たな日常~

「歩って、泳ぐの早かったんだな」

水泳の授業のあと、教室で着替えながら研磨君が話しかけてきた。

「小5から、中2まで水泳習ってたからね
でも、水泳部の人達より劣るよ」

着替え終了後、チャイムが鳴って昼休みの時間がやってくる。

僕と研磨君は、勝平君と平次君と一緒に、弁当と水筒を持って屋上へ向かう。

◇花音学園6階・屋上のドアの前◇

「みんな、こんにちは」

屋上のドアの前に着くと、水泳部の人達が居て部長さんが笑顔で、僕達に挨拶をしてきた。

「青島(あおしま)先輩、こんちには」

「「「「ちはーっす」」」」

僕に続き、研磨君達も青島先輩に挨拶を返す。

「みんな元気だね(笑)」

この人は、2年C組の青島夏海(あおしまなつうみ)先輩。

見た目では年下か小中学生に見えるが、高校2年生の先輩で水泳部の部長。

なお、身長の話は青島先輩には禁句だと、他の水泳部の人に聞いた。

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