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腐男子恋愛日常-parallel world-

第9章 ~運命の日~

「研磨さんのおかげで、兄さんは明るくなった」

研磨さんの最初の第1印象は、ガラの悪いヤンキー。

でも、実際には良い人だ。

ジークンドー使いで強いし、腐男子だし今じゃあヤンキーを卒業している。

研磨さんは、充分に信用出来る人だ。

「だけど…。」

同時に、研磨さんに対して嫉妬している自分がいる。

僕が居ない所で、兄さんと仲良く楽しく高校生活を、送っているんだろう。

兄さんを、さらに明るくしてくれたことには感謝している。

「兄さんを明るく出来るのは、僕だけで良いのに…。」

そんなことを思いながら、空手の道場の用意をして部屋を出た。

◇梅田・通り東商店街◇

-歩視点-

「研磨君
最近、まんだらけるの隣のゲーセンで、パンチングマシンが出来たの知ってる?」

「いや、知らねえ~」

「こないだ、真を連れて行ったんだけど、ストレス解消になって良いんだよ」

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