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腐男子恋愛日常-parallel world-

第9章 ~運命の日~

「良いけど、頼みたい事ってそれか?」

にしても、勝平からの通話って初めだ。

しかも、夜に少しだけ会いたいって何かあったのか?

『実は、自由時間の間に歩の家に行って、前に借りてたBL漫画を返しに行こうと思ってたんだけど…。』

「もしかして、歩の家までの道を忘れたとか?」

『うん、最近行ってないから忘れちゃって…。』

あぁ、そういえば勝平と平次って歩の家に、そんなに行ってなかったな。

『しかも、約束の日が今日なんだ』

「そうなんだ」

『今から会って、借りてたBL漫画が入った袋渡すからさぁ
代わりに、歩の家に行って返しに行ってくれないか?』

「別に良いぞ」

勝平の頼みを、引き受ける事にした。

『それじゃあ、今から玉座の王将の近くにあるブックオンって本屋の中で待ってるよ』

「了解」

勝平との通話が終わって、俺は出掛ける準備をした。

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