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腐男子恋愛日常-parallel world-

第3章 ~3人の腐男子達~

「研磨君、強い…。」

研磨君だけじゃない、研磨君の仲間2人も先輩達より強い…。

「あっ」

研磨君の回し蹴りを食らって、倒れてた1人の先輩が立ち上がるが、研磨君はそれに気付いていない。

仲間2人も、それぞれの先輩達を相手にしていて気付いてない…。

起き上がった1人の先輩の手には、鉄パイプが握られている。

僕は、地面に落ちてた小さい石ころを拾う。

「研磨君っ…。」

僕が急いで駆け出すのと同時に、その先輩は後ろから鉄パイプを振り上げる。

「研磨君、後ろ!!」

「えっ?」

僕の叫び声に振り向く研磨君。

研磨君の仲間2人も、他の先輩達も僕の方を振り向く。

「調子に、ノんじゃねえ!!」

先輩は、鉄パイプを振り下ろす。

「研磨君!!」

先輩の手にめがけて、思い切り石ころを投げつける。

「いでッ…!」

石ころが先輩の手の甲に命中して、その反動で鉄パイプを地面に落とす。

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