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腐男子恋愛日常-parallel world-

第3章 ~3人の腐男子達~

先輩の手の甲は、みるみる赤くなって少しだけど、血が出てきていた。

-研磨視点-

「歩、何でココに!?」

突然の、歩の登場に驚く。

「研磨君、それより早くその先輩を!」

「あ、あぁ…!」

歩に言われ、今は手の甲を抑えながら痛みをこらえている、この先輩を倒す事が先だな。

「せいッ」

「ぐぅッ…!」

俺のフックキックを頭に食らい、その場に倒れる先輩。

「良かった、研磨君が無事で…。」

「歩、正直助かったぜ
けど、何でココに来たんだ?」

「だって、研磨君の事が心配だったからだよ」

「そうか…。」

出来ればこういう争い事に、歩を巻き込みたくなかったんだけどな…。

でも、さっき歩が石ころを投げつけてくれなかったら、俺は確実に倒れていた…。

「とにかく、助けてくれてサンキューな」

「友達なんだし、気にしないで♪」

「……っ///」

ヤバい、何かキュンっとしたぞ…。

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