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腐男子恋愛日常-parallel world-

第4章 ~深まる友情と芽生える恋心~

「ちょっと、今回は梶君は悪くないよ」

「今回の主犯格は、綺羅と鈴村だろ?」

すると、今まで見て見ぬフリしてた同じクラスの、工藤勝平(くどうかっぺい)と堀川平次(ほりかわへいじ)が言う。

「工藤と堀川、何だよ急に」

「ずっと、だんまりだったのにさ」

「俺達はただ、そっちの事で俺達まで巻き込まれるのは嫌だったからだ」

「そもそも、日向の保健室行きが梶が原因ってさ
証拠でもあるのか?」

そう言いながら、工藤と堀川は俺と綺羅と鈴村の近くまで来る。

「証拠?」

「そんなのなくてもわかるだろ?」

工藤と堀川に対し、綺羅と鈴村は証拠がなくてもわかると言い切った。

「それは違うよ」

「全ては証拠だぞ、証拠」

工藤と堀川は一瞬、俺の方を見てすぐに綺羅と鈴村へ視線を戻す。

「俺と平次も、日向が保健室行きになったのは梶が原因って、疑ってる気持ちもないわけじゃない」

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