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腐男子恋愛日常-parallel world-

第4章 ~深まる友情と芽生える恋心~

「“可能性が0じゃない”限り、あるかもしれない」

「ただ言える事はある
“日向が、保健室行きになった真実を知ってるのは日向のみ”って事だけだ
日向が、教室に戻って来た時に本人に確認すれば良いだけの事なんだよ」

「まあ、よく考えたらそうだよな…。」

「綺羅と鈴村に便乗してしまったけど、確かに梶が原因って証拠ないもんな…。」

工藤と堀川の言葉に、殆どのクラスメート達が納得し始める。

「おい、お前ら…!」

「何を納得してるんだよ!」

再び、周りに文句を言う綺羅と鈴村。

「それに、仮に梶が原因だったとしてもさ
それを、俺達が責める権利も梶が責められる権利もないぞ」

「冷たい言い方だけど
誰かに言われてしたわけでもない限り、日向が自分の意思で行動して保健室行きになったなら、それは日向の自業自得なんだよ」

「なッ…。」

「んだとッ…!」

その時、教室のドアが開く。

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