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腐男子恋愛日常-parallel world-

第4章 ~深まる友情と芽生える恋心~

「歩!」

頭に包帯を巻いた歩が、教室に戻って来た。

「おい、歩
その頭どうしたんだよ!?」

「大丈夫なのか!?」

心配しながら、歩のそばに駆け寄る綺羅と鈴村。

「あぁ、これね
研磨君の様子を見に行く途中で、階段を踏み外して階段から落ちちゃって」

「えっ、そうなのか?」

「梶達の喧嘩に、巻き込まれたんじゃねえのか?」

歩から怪我の理由を説明を受け、綺羅と鈴村は疑問を口にする。

「違うよ
階段から落ちたところを、たまたま通りかかった上級生の人達に、連れて行ってもらったんだよ」

歩がそう言っても、2人はまだ疑念が消えてないみたいだ。

「なあ、歩
正直に答えてよ」

「梶のことを庇って、嘘の理由を言ってるんじゃないのか?」

「本当に、階段から踏み外したんだよ
信じてほしいのに…。」

2人に信じて貰えず、落ち込みだす歩。

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