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腐男子恋愛日常-parallel world-

第5章 ~新たな仲間達と結ばれる2人~

「わかった、お邪魔します」

先ずは、俺が家の中に入る。

「お邪魔しま~す」

次に、平次が中へ入ろうとする。

「邪魔すんねんやったら帰って~」

外にいる勝平が、平次に言う。

「はいよ~……って、なんでやねん!」

特に意味もなく、新喜劇ネタを披露した勝平と平次。

◇日向家2階・歩の部屋◇

「これ、お見舞いの同人誌2冊」

同人誌2冊が入った袋を渡すと、歩の表情がパアッと明るくなる。

「えっ、嘘!?
ハイギュー!!のBL同人誌!?」

「前に好きって言ってたから、制服だったからR18は買えなかったけど…。」

「ううん、R15でも全然良いよ!
ありがとう、研磨君♪」

歩は、これまで見せたことのない笑顔で、俺にお礼を言う。

「一般向けでもR15でも、そこから妄想するのが我々の仕事だから!」

「そうだな」

「妄想は、腐男子と腐女子と貴腐人の専売特許だしね」

「あぁ!」

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