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『ヒボクリトの贖罪』 大阪在住40男とメイド達の非日常性活

第14章 二人目のM

一人目のMさんのことを語ると
それこそ長い長い時間を費やしてしまいます。

そして、時間だけではなく私のエネルギーも。


決して彼女が悪いわけではなかったのですが
結果、彼女との恋愛が私に立ち直ることのできないほどの
女性不信と人間不信を深々と刻み付けました。



『人の言葉は二度と信じない。』
『信じられるのは言葉ではなく体の反応のみだ。』

その後、私が立ち直るきっかけとなった
多くの女性たちとの肉体関係を通して
この気持ちは更に強まっていきます。

どこかでそうじゃないと思いたい。
でも、もう誰にも裏切られたくない。


心の交流を抑制し
肉体的な快楽のみを求めて経験を重ねて行きました。

そんなすさんだ私が
本当に久しぶりに信頼を寄せたのが
二人目のMさんでした。

彼女のことは信じたい。
でも、傷つきたくない。

そんな心の葛藤が
彼女と年末年始の約束を曖昧なままの状態にしていました。

そんな状態で迎えた年末のある夜に、
彼女からのメールは届きました。

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