無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ミカは、私のそんな詳しいコトは
知らないのは当然で…

〃ソレ〃は私の事情だ。

ミカは悪くない。




私は思いきってフロアに出た。




オヘソ…お腹が丸見え…短いTシャツ

オシリの見えそうなスカート…。




こんな格好……恥ずかしい…。





そして何より…




コワイ。







薬を飲んできて良かった。


大きな声や、頻繁にあがる笑い声…


ブルっと体が震える。





私は、薄暗いフロアで
目立たないように
それでいてサクサク動いて言われた事をこなした




カウンターのミカに、ちょこちょこ聞いては
ひたすらお酒を運ぶ。


フロアの数名の女の子…


私と同じ制服を着ているけど
みんな明るく大きな声で
お客さんと話したり
ちゃんと〃接客〃していた…。


本来、ああやるのか…



そう思いつつ
あれはできない…割り切って
ひたすらこなした。



混雑する店で、テーブルを回りきれないミカが
待たせているお客の所に
サービスのお酒や、オツマミを運ぶように言う。


…約束の時間まで、もう少し……。



私は、サクサクと物を運んだ。




テーブル席の２人組…。




コワイ……。





一人は、いわゆる酔っぱらい……


いやだ……コワイな…。