
Best name ~ 追憶 ~
第1章 私の記憶
付き合う……かぁ
自分と仲良くしてくれる彼と
何もそれ以上の事を
望んだりしていなかったから…。
まぁ…人様に言わせれば
それは私があまりに幼稚で無頓着で
私のが変だったのかもしれないけれど…
〃付き合う〃からって…
何がそう違うのだろう
変わるのだろう?
当時の私はそんなことを思っていた。
だけどその違いというのはすぐに…
顕著に現れた。
彼から告白をうけた帰り道
彼は自然と私の手を握って歩く。
初めてのことにドキドキした。
こういうものなのかな…
彼の言うように
これから少しずつ経験していけばいいか…
そう思った。
私を送る彼が、家のそばの路地に入った。
〃……?〃
『……セイくん…?』
『……』
人目をはばかるように小道に入った彼が
私を抱き寄せた。
そして……
『……っっ!?』
突然チュッとキスをされた。
『アイル…もしかして、キス初めて?』
私に口づけた彼が、私の耳元でそう言った。
ファーストキスは◯◯の味だ~なんて
定番の少女マンガみたいな話くらい
私も耳にしたことはあったけど…
実際はそんなのなにも感じる間もない…
一瞬のことで、驚いて
私にとっては
〃よく覚えていない〃
ことだった。
顔がどんどん熱を持って赤くなるのを自覚して
すごく恥ずかしかったのを覚えている。
心臓がバクバクってして…。
『ぅ……うん』
『ヤベ…チョーカワイイ…。
ホントに彼氏いたことなかったんだ?』
『?…。うん…。初…めて…だよ』
『フフっ…初メテ?。〃全部〃初メテか?』
『え?…』
『いや、なんでもない』
『~…セイくん…なんかすごくハズカシイよ、私』
『~べつにフツーのコトだろ?
付き合ってんだから』
『う…うん』
初めてできた彼氏
幼稚な…レンアイオンチな私を好きと言って
受け入れてくれた彼…。
私を心配していた友人も
結局は応援してくれて
よく相談にのってくれたりしていた。
初めて…人並みの
高校生らしい恋愛とか青春してる…
そんな気分でいて、とても幸せだった。
自分と仲良くしてくれる彼と
何もそれ以上の事を
望んだりしていなかったから…。
まぁ…人様に言わせれば
それは私があまりに幼稚で無頓着で
私のが変だったのかもしれないけれど…
〃付き合う〃からって…
何がそう違うのだろう
変わるのだろう?
当時の私はそんなことを思っていた。
だけどその違いというのはすぐに…
顕著に現れた。
彼から告白をうけた帰り道
彼は自然と私の手を握って歩く。
初めてのことにドキドキした。
こういうものなのかな…
彼の言うように
これから少しずつ経験していけばいいか…
そう思った。
私を送る彼が、家のそばの路地に入った。
〃……?〃
『……セイくん…?』
『……』
人目をはばかるように小道に入った彼が
私を抱き寄せた。
そして……
『……っっ!?』
突然チュッとキスをされた。
『アイル…もしかして、キス初めて?』
私に口づけた彼が、私の耳元でそう言った。
ファーストキスは◯◯の味だ~なんて
定番の少女マンガみたいな話くらい
私も耳にしたことはあったけど…
実際はそんなのなにも感じる間もない…
一瞬のことで、驚いて
私にとっては
〃よく覚えていない〃
ことだった。
顔がどんどん熱を持って赤くなるのを自覚して
すごく恥ずかしかったのを覚えている。
心臓がバクバクってして…。
『ぅ……うん』
『ヤベ…チョーカワイイ…。
ホントに彼氏いたことなかったんだ?』
『?…。うん…。初…めて…だよ』
『フフっ…初メテ?。〃全部〃初メテか?』
『え?…』
『いや、なんでもない』
『~…セイくん…なんかすごくハズカシイよ、私』
『~べつにフツーのコトだろ?
付き合ってんだから』
『う…うん』
初めてできた彼氏
幼稚な…レンアイオンチな私を好きと言って
受け入れてくれた彼…。
私を心配していた友人も
結局は応援してくれて
よく相談にのってくれたりしていた。
初めて…人並みの
高校生らしい恋愛とか青春してる…
そんな気分でいて、とても幸せだった。
