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Best name ~ 追憶 ~

第2章 私の希望

頑張っている、〃今〃の自分を認めろ…

と言う彼・・・




だけど、過去は消せない。

変えられない。






私の手は、汚れている・・・



そして・・・



・・・。





言わなくちゃ・・・。





私自身・・・





私は・・・汚れている。






・・・・・





言ったら、彼をキズつけてしまうかも・・・





いや、キズつけてしまうだろう・・・。






私のことで、この人が
傷付かなければならない道理などない。








『アイル……いいんだよ、もう』






そんな私に

彼はまた、いつものようにやさしかった。

その表情は切なそうで・・・。









言わなくちゃ・・・




誰にも言わなかった私のヒミツ




誰にも知られたくない〃私〃のこと・・・。





あのねリョウキ・・・


聞いてほしいの・・・





私ね・・・


これが・・・私なの。






私は・・・あなたのことが好きだから


あなたにだけはウソつきたくないの・・・





あなたには

本当の私を知ってほしいの・・・。

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