Best name ~ 追憶 ~
第3章 私の大切な人
またある時・・・
彼の腕にぎゅっと抱かれる。
私の大好きな瞬間・・・
幸せ・・・。
時に、キスをする彼が
急にピタリと手をとめる。
『……』
『・・・』
無口になって
何か、じっと堪えてる・・・。
彼は、ごく普通の
健全な、健康な若い男性だ。
それが、どういうことかくらいは
私にもわかる・・・。
彼は男で、私は女・・・
何ら不思議じゃないこと・・・。
だけど。
『…ふふ、アイル』
『・・・』
『ん……』
『・・・』
ぽんぽん、と
彼は私の背中を撫でて
笑って私をすぐに、そっとはなす。
こういう時、彼はいつもそうだった。
私が気づく前に
(結果として・・・気づいてしまうけれど)
私が気にしないように・・・いつも。
そんな彼の気持ちが嬉しくもあり
反面
申し訳ないキモチでいっぱいになる私…。
彼だって・・・本来なら
本当は、きっと・・・
フツウに・・・。
フツウの女の子と・・・普通に・・・
彼の腕にぎゅっと抱かれる。
私の大好きな瞬間・・・
幸せ・・・。
時に、キスをする彼が
急にピタリと手をとめる。
『……』
『・・・』
無口になって
何か、じっと堪えてる・・・。
彼は、ごく普通の
健全な、健康な若い男性だ。
それが、どういうことかくらいは
私にもわかる・・・。
彼は男で、私は女・・・
何ら不思議じゃないこと・・・。
だけど。
『…ふふ、アイル』
『・・・』
『ん……』
『・・・』
ぽんぽん、と
彼は私の背中を撫でて
笑って私をすぐに、そっとはなす。
こういう時、彼はいつもそうだった。
私が気づく前に
(結果として・・・気づいてしまうけれど)
私が気にしないように・・・いつも。
そんな彼の気持ちが嬉しくもあり
反面
申し訳ないキモチでいっぱいになる私…。
彼だって・・・本来なら
本当は、きっと・・・
フツウに・・・。
フツウの女の子と・・・普通に・・・