無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ゾク・・・っ


悪魔の問いに
私は掴み上げられた頬を
必死に横に振った。



恐ろしい・・・



焦りと恐れで
跳ね上がった私の体を
見逃さないというように

悪魔はニヤリニヤリと笑い
私を問い詰めた。





『逃げようとしたでしょ？アイル』

『～～…っ…っ』



大きく首を振って必死に否定した。





『ｸｸｸっ…どうせ
車降りる時にでも……なんて
思ってたんじゃないの？』







ビクンっ…







『ﾌﾌっ…相変わらずビビってるからって
妙に大人しくしてるかと思えば……

ｸｸｸっ…
お前は…ちっとも成長しない
バカ正直な大バカだなぁアイル…
わかりやすい…。

ホントに□□大学、受けようとしてた
お嬢ちゃんか？お前…
マヌケすぎ』








・・・最悪だった。






『…予定変更』

『・・・っっ』








『そんなに急ぎたいなら…
ここで今から処刑だアイル』




『・・・ぃ・・・ゃ』






『逃がさないよ？絶対に』









死刑宣告・・・

そして悪魔は私にのしかかってきた。






狂ったように・・・


ううん


狂いに狂って・・・


高笑いをして。






『逃げられるもんなら…逃げてみたら？』




再び私を恐怖に陥れる
呪いの声を耳に放たれ続ける。




余裕の笑みを浮かべ
恐ろしい力で服を引き裂かれた…。





『あぁ…これじゃ外には出られないね？』



力の差を見せつけると言わんばかりに


私は裸にされて
悪魔の笑みの前に晒される。




『ホラ…逃げるんでしょ？逃げたら？』

『んっ・・・』


わざとドアのロックを外して
私の両手首を掴んで体を起こさせて
すごむ。



『ﾌﾝ……』

『～～…』





バタンっ…




動かない私を悪魔は
再びシートに押し倒した。


『逃がさないって…言ったよね。
今からあの時の再現をする…ｸｸｸ
それから……続きをね』