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『強情だねアイル……少しは
大人になったってことかな？』

『～～…っ…っ』


悪魔の数々の言葉に洗脳されたかのように
私は頭がぼんやりとしてきていた。





二度も・・・こんな目に遭うなんて

きっと私が悪いんだ・・・。



そうそう・・・そうだった

こんな時こそ助けは

絶対に現れないんだったね・・・。



こんなに痛くて苦しいこと・・・

いつまでも堪える必要ないじゃない。







私の脳裏に、くっきりと甦る
あの日の光景。






地獄・・・






今度は・・・逃げられない地獄だ。





どこへも逃げられない・・・どこへも。






これが私の運命なんだ。






あぁ、そうだった・・・私・・・

どうせ・・・汚れてたんだった。



何を必死になっていたんだっけ・・・




もう・・・あきらめようか




ここであきらめれば

きっとさすがに〃次〃はない・・・。




どうせこうなるなら・・・私

どうせダメなら・・・

何のために頑張るのよ・・・。





生きてる限り・・・逃れられないなんて

そんなの・・・もうたくさんだ。




好きに・・・すればいい。







泣いたら許してくれるの？

泣いて叫んでお願いしたら・・・

ここから出してくれるの？

もう追いかけてこない？






聞くつもりも気力もなかったけれど

私は心の中で

悪魔に問いかけた。






もう・・・いいよ