Best name ~ 追憶 ~
第3章 私の大切な人
自殺騒ぎを起こした私は
病院に戻ると、薬を投与され
少し・・・しばらく
眠ってしまった。
私に点滴を施す看護師と目が合う。
ジロジロ・・・見てたつもりはないけど
なぜか点滴の針を刺したところを
やたらにぐるぐる巻きにされている…。
なぜか……と言えば
私のせいだろう、間違えなく。
安易に剥がしたりできないように。
点滴を引き抜いて
病院を抜け出したりしたのだから……。
「痛みを取るお薬ですからね。
しっかりいれましょうね…」
私の視線を気にかけて看護師さんが
丁寧に説明してくれた。
心ここにあらず同然の私は
黙ってうなずいていた。
ぼんやりした中で
抜け出して騒ぎを起こして
迷惑をかけたことを
気まずく
申し訳なく思いながらも。
『・・・?』
続いて
看護師の手にした・・・太い・・・
大きな注射器が・・・
さすがに気に止まる私・・・。
「ふふふっ…安心して?
これは腕に刺したりしないわよ?
~お薬少し足しますね」
そう言って看護師さんが
点滴に注射器で薬を足す。
なんだかな・・・きっとそれは
「ゆっくり休みましょうね…」
察するに睡眠導入剤か何かかな・・・。
「疲れて少しずつ…
眠くなってくるかと思うけど~…~…」
当たりかな・・・。
休めと言いつつ
話が増えるのは
私の意識の有無を確めているのだろうか。
「~~…が…~ですから」
『・・・・・』
私が意識をなくすのに
そう時間はかからなかった気がする。
病院に戻ると、薬を投与され
少し・・・しばらく
眠ってしまった。
私に点滴を施す看護師と目が合う。
ジロジロ・・・見てたつもりはないけど
なぜか点滴の針を刺したところを
やたらにぐるぐる巻きにされている…。
なぜか……と言えば
私のせいだろう、間違えなく。
安易に剥がしたりできないように。
点滴を引き抜いて
病院を抜け出したりしたのだから……。
「痛みを取るお薬ですからね。
しっかりいれましょうね…」
私の視線を気にかけて看護師さんが
丁寧に説明してくれた。
心ここにあらず同然の私は
黙ってうなずいていた。
ぼんやりした中で
抜け出して騒ぎを起こして
迷惑をかけたことを
気まずく
申し訳なく思いながらも。
『・・・?』
続いて
看護師の手にした・・・太い・・・
大きな注射器が・・・
さすがに気に止まる私・・・。
「ふふふっ…安心して?
これは腕に刺したりしないわよ?
~お薬少し足しますね」
そう言って看護師さんが
点滴に注射器で薬を足す。
なんだかな・・・きっとそれは
「ゆっくり休みましょうね…」
察するに睡眠導入剤か何かかな・・・。
「疲れて少しずつ…
眠くなってくるかと思うけど~…~…」
当たりかな・・・。
休めと言いつつ
話が増えるのは
私の意識の有無を確めているのだろうか。
「~~…が…~ですから」
『・・・・・』
私が意識をなくすのに
そう時間はかからなかった気がする。