Best name ~ 追憶 ~
第3章 私の大切な人
目が覚めた時・・・
隣にいてくれたのは彼だった。
私のいるベットの横で
椅子に腰掛ける彼は
腕組みをして
カクっ…カクっと…眠っていた。
・・・。
少しぼんやりする頭で
記憶を整理する。
私・・・生きてる・・・んだよね。
私・・・昨日・・・。
・・・・・。
とれくらい眠ってたのかな・・・
外、明るい・・・
今は・・・朝?・・・昼?
体は・・・・・あまり力が入らない。
手・脚をゆっくり、少しずつ
動かして、ほぐしてみた。
声・・・でるかな・・・
『りょうき・・・?』
カクっ…カクっとする彼…
危ない・・・。
私はしばらく名前を呼んでみた。
様子から察するに・・・
ろくに休んでいない。
もちろん私のせいだ・・・。
寝かせておいてあげたい・・・
だけど、この大きな体で
転んでしまったら大変・・・。
私は・・・彼を呼び続けた。
キレイな長いマツゲが動いて
彼がゆっくり目を開けた。
眠気を振り払うように
目をパッチリと開ける彼と目が合う…。
『アイル・・・気がついた?』
『・・・ん』
『どこも痛くない?苦しくないか?』
『・・・ん。ダイジョブ』
『そか・・・』
『夢・・・みてた。たくさん。
白い道とか・・・海の中とか・・・』
ぼんやりしながら
そんなことを呟いていた気がする。
今が…現実だ、と確かめるように。
『ふふ・・・そか』
『・・・』
平静を装っている・・・そう見える。
彼の瞳(め)は心配そうに・・・
瞳の奥は、悲しそうに
私を見つめていた。
隣にいてくれたのは彼だった。
私のいるベットの横で
椅子に腰掛ける彼は
腕組みをして
カクっ…カクっと…眠っていた。
・・・。
少しぼんやりする頭で
記憶を整理する。
私・・・生きてる・・・んだよね。
私・・・昨日・・・。
・・・・・。
とれくらい眠ってたのかな・・・
外、明るい・・・
今は・・・朝?・・・昼?
体は・・・・・あまり力が入らない。
手・脚をゆっくり、少しずつ
動かして、ほぐしてみた。
声・・・でるかな・・・
『りょうき・・・?』
カクっ…カクっとする彼…
危ない・・・。
私はしばらく名前を呼んでみた。
様子から察するに・・・
ろくに休んでいない。
もちろん私のせいだ・・・。
寝かせておいてあげたい・・・
だけど、この大きな体で
転んでしまったら大変・・・。
私は・・・彼を呼び続けた。
キレイな長いマツゲが動いて
彼がゆっくり目を開けた。
眠気を振り払うように
目をパッチリと開ける彼と目が合う…。
『アイル・・・気がついた?』
『・・・ん』
『どこも痛くない?苦しくないか?』
『・・・ん。ダイジョブ』
『そか・・・』
『夢・・・みてた。たくさん。
白い道とか・・・海の中とか・・・』
ぼんやりしながら
そんなことを呟いていた気がする。
今が…現実だ、と確かめるように。
『ふふ・・・そか』
『・・・』
平静を装っている・・・そう見える。
彼の瞳(め)は心配そうに・・・
瞳の奥は、悲しそうに
私を見つめていた。