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Best name ~ 追憶 ~

第3章 私の大切な人

だけど・・・



彼の前で・・・裸・・・



すっごくハズカシイ・・・・・・。








ついつい目を閉じてしまう。






『アイル・・・?』



彼のスッキリした芯のある
低い声で目を開ける…。


私を気遣う彼に・・・本音をもらす。











『は・・・はずかしい・・』









私だけ・・・ハダカだし・・・


ドキドキは・・・おさまらないし・・。











『オレも』










え・・・?




・・・ニコリと彼が笑う。




反応した私に

彼が、上半身を脱いで
逞しい身体を露にした。


キュっとしまった・・・男性らしい体。



そして彼は私の手を
自分の左胸に当てさせる。




ドキンドキンドキン・・・




同じように

彼の心臓は大きく鼓動をうっていた。




・・・・・うそ・・・。




その音に…どこか安心してしまった私に

彼がそっと覆いかぶさる。


より体温が伝わってくる…



・・・すごく・・・おちつく。











身体中に・・・やさしく

ゆっくりキスしてくれる彼・・・。










はずかしい・・・

少しくすぐったい・・・





だけど・・・すごく幸せ・・・。







こんなの・・・初めて。






こんな気持ちになるのは


初めてだった。

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