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そんな私を…彼は見つけてくれた

血相をかえて、心配そうに…


『何があったんだよ！？』




私をひどく心配する彼…
その様子や言動から察するに彼は



恐らく…彼は
私の身に・・・私たちの身に
起こっていることを、まだ知らない






気が重いとか、心苦しいどころじゃない…

逃げても仕方ない…
話すしかないのだ




どうするべきか…どうするのか



私は決まっていた・・・わかっていた






私は…彼に話した。












私の話を聞いた彼は

文字通りの〃顔面蒼白〃





凍りついていた。






言葉に困る彼…

それは、もっともかもしれない






せめて…私の事を
気にかけさせたくない





私は彼に、自分の思いを伝えた






あなたと繋いだ…この手を
はなしたくない・・・





その気持ちだけは
つよく…押し殺して









私の思いに、彼は納得してくれなかった




突然のことに混乱もあるだろう





そして…〃うれしい〃というのも
変だけど


彼の戸惑いは
私への気持ちの表れでもあるから・・・




でも…だからこそ
彼を戸惑わせたらいけない




私が・・・困らせたくはない




今、彼の背中を押すのは…私しかいない








そんな押し問答のような中…


彼が・・・妙なことを






引っかかる事を言った。







『好きでもない・・・女？』




混乱して自暴自棄だったのか…
とも思う


それを問う私に
彼はハッキリと言った




「好きでもない人と関係をもってきた」

「言われるままに」

「時には成り行き」

・・・「遊び人…」




聞き慣れない・・・


と言うか、私が知る彼からは
全く想像の出来ない言葉の数々…

『ウソ・・・』




本気でそう思った

ただ単に…純粋にそう思っていた

ヤケクソ言ってるのかな・・・なんて




どうせすぐに『ジョーダンだ♪』
って言うんでしょ？


言ってよリョウキ・・・


いつもみたいに…

クシャって…目尻に笑いジワ作って、笑って

私の頭…ポンポンって

いつもみたいに…笑ってよ


『ジョーダンだバカ♪』って…


いつもみたいに…ねぇ


笑って・・・？・・・リョウキ・・・