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投げ出さないよ


〃あの人〃が二度も助けてくれたこの命は




あの人に・・・約束した









私は大丈夫だからね・・・





だから・・・つよく生きるよ






たとえ


あなたのそばに・・・いられなくても








踏まれても、転んでも


ふてぶてしく生きるよ、私・・・







そうしていたら

いつかまた・・・どこかで




私も幸せになれるかもしれないから・・・





あなたが教えてくれた幸せを



大切に



忘れずに・・・生きるよ。













私は、そうして日常に臨んだ。






コドモじゃないんだ

ちゃんと仕事しよう






〃考エナイ・・・忘レルンダ〃






私はすぐに行動した




おそらく彼が不在であろうという時を

きっと…狙って



彼から預かっていた〃合鍵〃を

お気に入りのストラップを外し
厳重に包んでから封筒に入れた


なくしたりしたら大変…

急いで…




それを持ってすぐに
彼の自宅マンションへ・・・



手を伸ばしてポストの奥に
それを入れて、すぐにその場を去る



・・・連絡もせずに

感じ悪いかな・・・





連絡も…会うことも、二度としない


私はおのずとそう思ってた





どうして・・・？



会ったって…いいじゃない




もしくは、その辺で
出くわすかも知れないし・・・





ううん・・・ダメ





そんなの・・・






私は頑なだった。





会ったりしたら・・・私・・・






ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ・・・っ




そこまで考えて

頭を振って掻き消した