Best name ~ 追憶 ~
第4章 ひとりに・・・しないで
荷物を抱えた宅配業者さんが立っている
と、勝手に思い込んでいた私は
ドアを開けて仰天した
ド・・・キンっ…
彼からの荷物?
・・・どころか
〃彼本人〃が、そこに立っていたのだ
目線をうんと上げないと・・・
パッと正面を見ても
顔が確認出来ない
すぐに彼だとわかった
私は少し・・・
チョットだけ…パニック
ギュっ…
ついドアノブをつよく握って
固まってしまった
私・・・
『あ・・・』
〃なんで・・・?〃
彼は特に笑う訳でもなく
『ごはん食べてるか?』
とか…
チョット親みたいな
相変わらず私を心配し
気遣う言葉をかけてくる
私は…〃とにかく応えなきゃ〃…と
驚きは隠して
ひとまずは応対した
私の頭の中に「ナンデ?ナンデ?」と
色々とがめぐる…
荷物をを届けにきた?…
なんて様子でもない
だって彼は・・・手ぶら
あ・・・カギ?…
私の問いに彼は首を縦に振った。
私は気まずくて恥ずかしくなった
彼の家のカギは
私が一方的にポストに入れて
返してしまった
連絡ひとつせず
ぶしつけなことしちゃった…
彼みたいに、こうやって…
フツウにすれば良かった
オトナの対応…っていうのかな
私は何かと一人、先走って
彼にも、彼のお相手にも
〃二度と会いません〃と言い切って
頑なになっていた
・・・自分で
気まずくしていたことに気づいた
と、勝手に思い込んでいた私は
ドアを開けて仰天した
ド・・・キンっ…
彼からの荷物?
・・・どころか
〃彼本人〃が、そこに立っていたのだ
目線をうんと上げないと・・・
パッと正面を見ても
顔が確認出来ない
すぐに彼だとわかった
私は少し・・・
チョットだけ…パニック
ギュっ…
ついドアノブをつよく握って
固まってしまった
私・・・
『あ・・・』
〃なんで・・・?〃
彼は特に笑う訳でもなく
『ごはん食べてるか?』
とか…
チョット親みたいな
相変わらず私を心配し
気遣う言葉をかけてくる
私は…〃とにかく応えなきゃ〃…と
驚きは隠して
ひとまずは応対した
私の頭の中に「ナンデ?ナンデ?」と
色々とがめぐる…
荷物をを届けにきた?…
なんて様子でもない
だって彼は・・・手ぶら
あ・・・カギ?…
私の問いに彼は首を縦に振った。
私は気まずくて恥ずかしくなった
彼の家のカギは
私が一方的にポストに入れて
返してしまった
連絡ひとつせず
ぶしつけなことしちゃった…
彼みたいに、こうやって…
フツウにすれば良かった
オトナの対応…っていうのかな
私は何かと一人、先走って
彼にも、彼のお相手にも
〃二度と会いません〃と言い切って
頑なになっていた
・・・自分で
気まずくしていたことに気づいた